基盤の全体像 / 実証モデル 01
研修設計の根拠 / 20か月の実践

研修中と、研修の間。二つの負荷をつなぐ

ここでいう負荷は、得た事実をもとに、自分の見方・判断・働きかけを組み直す課題です。前回の実践で相手に何が起きたかを、次の研修に持ち帰ります。

実証モデル 01 / 参照曲線

研修の後、現場で何を確かめたか

曲線の12点から、研修の課題・その後の実務・匿名の本人記録をたどれます。

グラフでたどる →
01

一つの実践が、次の問いになるまで

01
研修で組み立てる

次に誰に、何を、なぜ確かめるか

流通店の仕事について分かっていることと、自分の予想を並べます。元請や流通店の担当者が実際に経験した一件に問いを絞ります。

02
現場で相手に返す

用意した問いを、具体的な一件で試す

AP側が知っている事実を相手に伝え、そのとき相手は何を見てどう判断したかを聞きます。自分の見立てと違った話も残します。

03
現場でその後を見る

話したこと、決めたこと、実行したことをたどる

相手の発言から次の一手を決めます。実際に始めたか、別の担当者に仕事が渡ったか、どこで止まったかを確かめます。

04
次の研修で見直す

相手の反応から、次の相手と問いを選ぶ

予想、本人の働きかけ、相手に起きた変化を時系列に置きます。役立った条件と、さらに確認が必要な条件を言葉や図にします。

設計解説 5頁・11頁。3社程度の事実を比べ、疑問を持ち、問い直すことが、言語化の実務負荷として置かれています。
この往復で育つもの / スタンスの変化

相手の反応が、さらに事実を知りたい気持ちにつながる

確かめた事実を使って対話したとき、今までよりも相手が話してくれた。本人がその違いを実感すると、「次は何をもっと知りたいか」が自分の問いになります。反対に、納得してもらえたのに仕事が進まなければ、何が足りなかったかを聞き直せます。

振り返りでは、本人が何を確かめたか、それを返したとき相手が何を話し、その後どう動いたか、本人が何を知りたくなり、次に何を聞いたかを、順に残します。次の問いや選び方に、その人の考え方の変化が現れます。

6期生のスタンス変化の分析 2、5〜8、12〜14頁 /「仕事の判断が変わる経験の順序 理解の入口」5、9頁。

研修企画室で、この考え方を使う →
02

負荷の大きさをどう見極めるか

次の判断を任せるときは、相手が話せる具体的な仕事と、本人が現場に戻って確かめられる条件をそろえます。

③ ⇆ ④ 最近の一件に戻る

営業の説明だけで話が終わるとき

元請が助かった直近の一件に絞り、そのとき何を見て動いたのかを担当者に聞きます。流通店ウでは、施主に説明する楽しさを担当者から聞き、提案の仕方を他の社員にも伝える話が生まれました。

⑤ ⇆ ⑥ 判断できる図に直す

図は描けても、重点先を決められないとき

社長が何を基準に取引を増やしたいかを聞き、図の軸を選び直します。流通店イでは粗利率と販売量で描き直し、既存先で採用を広げる方針を決めました。

03

実践の時間と、判断を見直す機会

4.5時間

研修を行う月の目安

4〜8時間

実務課題を行う月の目安

14か月

実務課題を置いた月

参照事例の運用では、3月に業態の違いを確認し、4月(10か月目)は実務で注力する店を決めています。本モデルはこの4月頃を①の起点に置きます。実践の時期は期や相手によって異なります。

「顧客接点人材の価値向上方針」ver133 pp.63–64。研修と実務の両方がある月の合計は約8.5〜12.5時間。

04

設計と実践を照らす