基盤の全体像 / 実証モデル 01
実証モデル 01 / 研修・実践と参照曲線

研修・実践と、判断の変化

①が始まる4月頃から、⑨⇆⑩で経験を結び直す翌3月頃まで。y値は、実務でどこまで判断を引き受けられるかを示す参照事例の評価時点別平均です。

12の評価時点

点を選ぶと、その局面と照らして読める研修と実践を表示します。各人の経験との対応は、仕事の内容に基づく照合です。

4月頃から翌年3月頃までの参照曲線横軸は原図上の月の位置、縦軸は評価時点別の平均値です。縦軸は20から90を表示しています。各点のリンクから説明を開けます。 評価時点別の平均値縦軸 20〜90 20304050607080904月5月6月7月8月9月10月11月12月翌1月2月3月 4月頃・10か月目、事実対話開始。評価時点の平均値 33.5。表示範囲の起点33.55月頃・11か月目、説明回帰。評価時点の平均値 30.8。前の点から −2.730.86月頃・12か月目、事実対話循環。評価時点の平均値 41。前の点から +10.2417〜8月頃・13〜14か月目、因果探索負荷。評価時点の平均値 38.3。前の点から −2.738.39月頃・15か月目、背景を捉える。評価時点の平均値 40.2。前の点から +1.940.210月頃・16か月目、背景探索負荷。評価時点の平均値 35。前の点から −5.23511月頃・17か月目、経営判断視点。評価時点の平均値 58.7。前の点から +23.758.711〜12月頃・17〜18か月目、役割再定義摩擦。評価時点の平均値 55.2。前の点から −3.555.212月頃・18か月目、構造対話実装。評価時点の平均値 66.1。前の点から +10.966.112月〜翌1月頃・18〜19か月目、プロダクト回帰。評価時点の平均値 60。前の点から −6.160翌1〜2月頃・19〜20か月目、改善循環定着。評価時点の平均値 71.2。前の点から +11.271.2翌3月頃・21か月目、実践知統合。評価時点の平均値 82.1。前の点から +10.982.1①・②③ ⇆ ④⑤ ⇆ ⑥⑦ ⇆ ⑧⑨ ⇆ ⑩研修4月は実務・以降は対話の準備事実から背景を問う経営条件・重点工程を考える支援の結果と条件を結ぶ実践注力店を選び、元請に聞く担当者に返し、条件を聞き直す構成図で社長と話す定例で行動と結果を追う

縦軸は20〜90を表示。 横軸は4月頃(10か月目)から翌年3月頃(21か月目)まで。月表示は原図の位置、帯は経験する負荷のおおよその範囲です。

01 / 12  4月頃・10か月目

事実対話開始

評価時点の平均33.5表示範囲の起点

経験する負荷 ① → ②

4月の実務課題

参照事例の4月には集合研修を開かず、前月に整理した業態の違いを基に、注力する流通店を選ぶ実務を課した。

候補を比較した本人の記録

別期の候補比較表には、業態の異なる流通店を並べ、主な取引先や現場で担う機能、経営者と対話できるかを調べて候補を絞った記録がある。

確認できた範囲 4月は実務課題のみ。候補の比較は別期の本人提出物で確認

この変動の読み方

候補を比べるだけだった人が、一店を選んで相手に向き合い始める。その判断の入口として読める。

この曲線の局面を企画で読み比べる →

この点の出典

方針資料 pp.63–64 / 実務経験の月別内訳/本人の候補比較表・事実確認シート

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02 / 12  5月頃・11か月目

説明回帰

評価時点の平均30.8前の点から −2.7

経験する負荷 ③ ⇆ ④

研修で扱ったこと

元請が取引を続ける理由を聞く課題で、商品の価格や条件のほかに、流通店の日頃の対応にも目を向けた。

その後の実践記録

本人は、流通店に、工務店から選ばれる理由を尋ねたが、自分も価格を重視していて詳しく聞けなかったと記した。後に工務店へ直接聞き、申請を任せて営業の時間ができたと知った。

確認できた範囲 初回の聞き取りと、後日の別の相手への聞き直しを本人が報告

この変動の読み方

相手の経験を聞こうとしても、説明して納得してもらうやり方に戻りやすい。原図はこの揺れを示している。

この曲線の局面を企画で読み比べる →

この点の出典

方針資料 pp.63–64 / 実務経験の月別内訳/本人の聞き取り課題・実践報告

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03 / 12  6月頃・12か月目

事実対話循環

評価時点の平均41前の点から +10.2

経験する負荷 ③ ⇆ ④

研修で扱ったこと

別期の研修では、直近の案件を一件選び、営業が知っている事実を出して、流通店の担当者にそのときの仕事を語ってもらうよう求めた。

その後の実践記録

営業と工事の担当者が、施工前に対策できた現場を振り返った。写真と実測値を残し、紙と口頭の両方で現場の状態を伝えていると聞けた。

確認できた範囲 会議と発言は本人の報告。現場の成功は会議に持ち込んだ過去の一件

この変動の読み方

自分が話を終えても、相手が具体的な仕事を語り始める。その反応が、もう一度確かめる理由になる。

この曲線の局面を企画で読み比べる →

この点の出典

方針資料 pp.63–64 / 共働ミーティングの研修教材/本人の会議実施記録

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04 / 12  7〜8月頃・13〜14か月目

因果探索負荷

評価時点の平均38.3前の点から −2.7

経験する負荷 ③ ⇆ ④

研修で扱ったこと

別の実践回では、結果が分かっている案件を出発点に、考えられる原因を分け、どんな問いで確かめるかを考えた。

その後の実践記録

製品に傷が見つかった現場を巡り、営業と工事の責任者は、納入時と現場搬入時に確認する方法を決めた。本人は、清掃時にも傷が付くことが分かったと記した。

確認できた範囲 確認方法の合意と本人の振り返り。すべての傷の原因を特定したわけではない

この変動の読み方

返事をもらうことから、その返事を生んだ働きかけを特定することへ。説明し切れない点が見える局面と読める。

この曲線の局面を企画で読み比べる →

この点の出典

方針資料 pp.63–64 / 案件の背景を確かめる研修教材/本人の会議・振り返り記録

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05 / 12  9月頃・15か月目

背景を捉える

評価時点の平均40.2前の点から +1.9

経験する負荷 ③ ⇆ ④

研修で扱ったこと

別期の研修では、次の面談の前に相手の反応を予想し、実際に一件の仕事を聞いた後で、見立てがどう変わったかを振り返った。

その後の実践記録

自分で仕事を抱えたいのだろうという予想に対し、担当者は、丁寧に説明し施主に喜んでもらうことがやりがいだと語った。よく使う提案資料を他の人にも渡せる形にすると決めた。

確認できた範囲 本人が見立てを更新し役割を合意。後日の確認時には資料選びは未着手

この変動の読み方

出来事を重ねて振り返ると、どの相手の、どの条件で支援が効くのかを考え始められる。

この曲線の局面を企画で読み比べる →

この点の出典

方針資料 pp.63–64 / 共働ミーティングの研修教材/本人の事前準備・面談後の記録

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06 / 12  10月頃・16か月目

背景探索負荷

評価時点の平均35前の点から −5.2

経験する負荷 ③ ⇆ ④ から ⑤ ⇆ ⑥へ

研修で扱ったこと

取引先全体を構成図にする課題が出た。ある担当者は、全体を明らかにするには流通店が何を守り、どこを伸ばしたいかを聞く必要に直面した。

その後の実践記録

販売先の一覧は社外に出せないと断られた。本人は、共有できる範囲で顧客層を整理し、後の面談で、既存の大口先を維持しながら成長先を育てたいという責任者の意向を聞いた。

確認できた範囲 全体図は入手できず。問いを変えて経営上の条件を聞いたことを本人が報告

この変動の読み方

ある相手に役立った理由を、別の相手にも当てはめられるか。条件を問い直す難しさとして読める谷。

この曲線の局面を企画で読み比べる →

この点の出典

方針資料 pp.63–64 / 取引先構成図の実践課題/本人の構成分析・経営責任者との面談記録

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07 / 12  11月頃・17か月目

経営判断視点

評価時点の平均58.7前の点から +23.7

経験する負荷 ⑤ ⇆ ⑥

研修で扱ったこと

取引先全体を図にし、成長余地や構成の偏りを流通店と話す課題で、まず担当者が自分の考えた軸で図をつくった。

その後の実践記録

手厚く対応すれば利益率が下がることもあると流通店に指摘された。本人は経営者の判断基準に合わせて販売量と粗利率の図に描き直し、既存先でまだ扱えていない品目を調べた。

確認できた範囲 図の描き直しと既存先の検討を本人が報告。利益率の改善は未確認

この変動の読み方

一社の受注から、流通店が将来どの取引先に力を注ぐかへ。判断の対象が広がる局面として読める。

この曲線の局面を企画で読み比べる →

この点の出典

方針資料 pp.63–64 / 取引先構成図の研修教材/本人の最終レポート・評価者のフィードバック

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08 / 12  11〜12月頃・17〜18か月目

役割再定義摩擦

評価時点の平均55.2前の点から −3.5

経験する負荷 ⑤ ⇆ ⑥

研修で扱ったこと

取引先構成図を作った後、どこに営業の力を振り向けるか、出店や人員配置の条件も含めて流通店と話す課題に取り組んだ。

その後の実践記録

構成図を囲むと、伸びる地域に人を振り向けたいが現場要員に余裕がなく、出店には経営者の承認も要ると分かった。担当者と責任者の次の役割までは話し合えた。

確認できた範囲 本人の報告。出店は未承認で、期限を決めた進捗管理までは合意できず

この変動の読み方

自分が売りたい先と相手が投資できる先が違うとき、どちらの事情を基に支えるか。役割を捉え直す揺れと読める。

この曲線の局面を企画で読み比べる →

この点の出典

方針資料 pp.63–64 / 経営者との対話を扱う研修教材/本人の構成図・会議の振り返り

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09 / 12  12月頃・18か月目

構造対話実装

評価時点の平均66.1前の点から +10.9

経験する負荷 ⑤ ⇆ ⑥

研修で扱ったこと

経営者との対話を扱う回では、今の構成は狙った形か、今後深追いしない先はあるかを、構成図を見ながら尋ねるよう促した。

その後の実践記録

本人が経営者に尋ねると、目指す構成に近づいている一方、代金回収を心配して距離を置く先があると分かった。残業を抑えるため、自社で担う作業を見直す考えも聞けた。

確認できた範囲 構成図を使った面談と相手の回答を本人が報告。作業の見直しは検討段階

この変動の読み方

図を渡すだけで終わらず、経営者と前提を共有できると、店の将来に関わる選択を一緒に扱える。

この曲線の局面を企画で読み比べる →

この点の出典

方針資料 pp.63–64 / 経営者との共働ミーティングの研修教材/本人の経営者面談記録

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10 / 12  12月〜翌1月頃・18〜19か月目

プロダクト回帰

評価時点の平均60前の点から −6.1

経験する負荷 ⑤ ⇆ ⑥ から ⑦ ⇆ ⑧へ

研修で扱ったこと

商品の話に戻る難しさを扱った研修では、元請ごとに重点工程を選び直した。同じ揺れは、それより早い時期の会議にも記録されている。

研修前の実践記録

早い時期の会議では若手が提案した後、希望価格が話題になると発言が止まった。本人が次の会議を少人数にすると、担当者から取引先ごとの事情と打ち手が出た。

確認できた範囲 早い時期の会議と次回の反応を本人が報告。後の研修の効果とは区別

この変動の読み方

工程に沿って考え始めても、具体策を決めるときに慣れた商品提案へ戻ることがある。原図の主図はそう名づけた。

この曲線の局面を企画で読み比べる →

この点の出典

方針資料 pp.63–64 / 重点工程を選ぶ演習資料/本人の共働ミーティング記録

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11 / 12  翌1〜2月頃・19〜20か月目

改善循環定着

評価時点の平均71.2前の点から +11.2

経験する負荷 ⑨ ⇆ ⑩

研修で扱ったこと

流通店の営業と共に対象先を選び、次の行動を決め、定例会議でその結果を確かめる実践が課された。

その後の実践記録

担当者が事前に方針を書いて持ち寄ると、流通店内で対象先を議論し始めた。その後の定例では、流通店側の取引が伸びた顧客と、決めた行動を実行できなかった担当者の双方が確認された。

確認できた範囲 本人が定例会議と一部顧客の変化を報告。その顧客でのメーカーの実績はなし

この変動の読み方

個々の提案の後も、相手の動きを見て支援を選び直す。その繰り返しを仕事に組み込む局面として読める。

この曲線の局面を企画で読み比べる →

この点の出典

方針資料 pp.63–64 / 取引先の維持・拡大を扱う研修教材/本人の定例会議記録・最終レポート

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12 / 12  翌3月頃・21か月目

実践知統合

評価時点の平均82.1前の点から +10.9

経験する負荷 ⑨ ⇆ ⑩

研修で扱ったこと

最終回では、自分の働きかけ、相手の変化、その理由を経験した順に結び、次の場面でどう判断するかをレポートにまとめた。

最終提出物に残った実践

ある本人は、発注先をまとめたいという顧客の事情、現場での一括受注を目標にした理由、その後の受注までを記録した。別の本人は、経験をまだ一続きに説明できないと記した。

確認できた範囲 最終提出物と個別評価を確認。別の取引先での再現や全員の定着までは示さない

この変動の読み方

次の仕事に使える形に経験をまとめる局面。82.1は参照事例の時点別平均で、各期の全員の到達を示す値ではない。

この曲線の局面を企画で読み比べる →

この点の出典

方針資料 pp.63–64 / 最終回の研修教材・自己点検票/本人の最終レポート・評価者のフィードバック

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曲線の算出方法・数値の出典

一次情報・因果・前提・責任・対話・再現性の六観点について、成立した観点数 ÷ 6 × 100 × 六観点の最低評点で個別のy値を求め、各評価時点で平均したものです。100は他者やチームでも判断の進め方を再現できる状態を表します。

全16評価時点のうち、ここには4月頃の位置からの12点を掲載しました。横軸は原図上の位置を示す目安です。評価人数・個人別の連続評点・各点の測定日は公表されていません。研修と実践の記録は、扱った仕事が近い場面を照合しています。

原図の主図に合わせて、60は「プロダクト回帰」と表記しています。関連資料に「前提合わせ学習」「実行適応調整」とした表記もあります。

顧客接点人材の価値向上方針 pp.63–67 / 役割転換を支える仕事と経験の設計 pp.19–20 / 研修教材・事後課題・最終フィードバック