この段階で本人に任せる判断
元請が評価した仕事を、実際に担った人と同じ一件で話せる。
③
元請に最近の案件を挙げてもらい、どの工程で流通店のどんな対応が役立ち、取引を続けているのかを聞く。
④
元請の言葉を流通店の営業に返し、そのとき何を見てどう動いたかを本人の経験と照らし合わせる。
研修から実践へ
研修で準備する
元請の言葉と自分の見立てを並べる。「助かったのは、誰が何を先に確認したからか」と聞ける案件を選ぶ。
現場で確かめる
担当営業に元請の言葉を伝え、その日の段取りを聞く。話が食い違えば、どの事実を誰に確かめるかを一緒に決める。
持ち帰る事実
元請が助かった場面、営業がその対応を選んだ理由、話して初めて分かったことを記録する。
負荷の調整
「対応が早い」で止まったら、直近一件の発注から納品までに絞る。背景を説明できたら、同じ対応でも結果の違った案件を聞く。
次の判断へ
一件で見えた理由が、ほかの取引先の仕事にも当てはまるかを、取引先全体に広げて調べる。
実践の記録と照らす
本人が行ったことと、相手から返ってきた反応を確かめます。
設計の根拠 「仕事の判断が変わる 経験の順序と負荷の設計」7頁・全体図4頁。「研修で準備する」「現場で確かめる」は、各段階の趣旨を具体的な問いにしたものです。
善之巡環から、この負荷を読む
元請が助かった一件を営業に返したとき、本人の予想と違う事情が語られたか。
- 本人に任せること
- ③で取引を続ける理由を一件聞き、④でその場にいた担当者に経過を語ってもらう。本人は自分の説明をいったん置き、相手が大切にした判断を一つだけ問い直す。
- 相手の反応で見直すこと
- 実践者Cは、仕事を人に任せたくないのだろうと予想した。担当者が語ったのは、方法の違いを施主に説明し、工事後に喜んでもらえるやりがいだった。そこで、丁寧な提案を他の人にも広げる方法を話し合えた。
参照 リーダー編 p.2(VOL621・612)。実践者Cの面談記録は、④で見立てを確かめ直した例。