この段階で本人に任せる判断
役に立つ見込みがあり、担当者が実行できる支援を一件で試せる。
⑦
元請の相談から見積・発注・施工・アフターまでをたどり、流通店がどこで誰の仕事を支えているかを工程図に置く。
⑧
元請が困る工程と流通店の強みを照らし、流通店とAPがそれぞれ何を担い、いつ結果を確かめるかを話し合う。
研修から実践へ
研修で準備する
一件の工程図に、仕事が止まった場面、そのとき待っていた人、足りなかった情報を書き込む。
現場で確かめる
元請と流通店にその場面を確かめ、次の案件で誰がいつ何を渡すかを担当者と決める。実行後に、元請の仕事がどう進んだかを聞く。
持ち帰る事実
約束した分担、実際の行動、次の人に情報や仕事が渡った結果を記録する。実行できなかったときは理由を聞く。
負荷の調整
工程全体が広すぎたら、現調から見積への一つの受け渡しに絞る。担当や権限が曖昧なら、実際に判断する人を交えて試せる範囲を決める。
次の判断へ
実行した一件と別の一件を比べると、支援が役立った条件を考えられる。
実践の記録と照らす
本人が行ったことと、相手から返ってきた反応を確かめます。
設計の根拠 「仕事の判断が変わる 経験の順序と負荷の設計」9頁・全体図4頁。「研修で準備する」「現場で確かめる」は、各段階の趣旨を具体的な問いにしたものです。
善之巡環から、この負荷を読む
元請の手間を一つ減らすには、どの工程で、流通店の誰が何を引き受ければよいか。
- 本人に任せること
- ⑦で元請の一案件を工程に沿ってたどり、⑧で流通店が担える支援を一つ決める。試す範囲を一現場に限り、メーカーは流通店が元請と条件を決めるのを支える。
- 相手の反応で見直すこと
- 実践者Eが工務店に尋ねると、既存先の対応に不満はなくても、社員の残業とコストを減らすために発注先をまとめたいと分かった。そこで、次の一現場で流通店が複数の資材を一括手配することを目標にした。
参照 リーダー編 p.2(VOL620・617)。実践者Eの対象先を絞った後の記録。